復活のアニメ感想記事

2009年11月14日18時20分

銀河漂流バイファムを見ています。
ケイトさんの日記のところまで見ました。
感想ですが、やはり面白い。
私が若干オタだった頃、いや、自宅にこもらないオタだった頃？、好きなアニメベスト３が、バイファム、モスピーダ、ミンキーモモでした。
だから面白く感じるの当然と言えば当然なのだけど、あの頃と今では視点も違うし、おそらく感じ方、面白さってのは違っているのだろうと思います。
それでも、不思議な事を感じました。
私は、子供の勝手な行動とかで、状況が悪くなる展開ってのが正直嫌いで、バイファムって正にその連続であるのに、何故こんなに面白いのか？
キャラってのもあると思うのだけど、そのあたりがはっきりしない。
だからじっくり考えてみた。
それで出した結論が、ひとつは、１話で完結する事が、嫌な感じがしないのかもしれない。
たとえばトラブルが起こって、次回どうなるかなんてところで終わられたら、結構ストレスになるし、その時の感想としては最悪だ。
でもバイファムは、だいたいその日に解決してハッピーエンドになる。
他にも原因と思われる事はある。
子供が、正に子供である事だ。
たとえば高校生やそれ以上の年齢設定であるのに、ガキみたいな事をしている場合、腹が立つのかもしれない。
又は子供でも、しっかりしていて大人っぽいのに、ガキみたいな事をする場合もあり得るかも。
でもバイファムは、みんな頭っから子供なのだ。
そして、「ああ、こんなヤツいたな。」とか「いそうだよね。」って子供なのだ。
そしてその被害を受けて、迷惑するのも子供で、解決するのも子供だから、そんなに腹が立たないのかもしれない。
バイファムを見てると、子供って残酷だよね、とも思うし、若い頃の自分達にも覚えがあるから、否定ができないのかも。
ちょっとしたイジメ、差別、嘘、歳が少し上だからと理不尽に怒られ、やらされ、それに反発する。
正にリアルな子供達。
死も恐れず、しかし恐れ、切り替えが早かったり。
そんな子供達が、色々なトラブルを経験する中で、たくましく成長してゆく。
子供の頃に見た時は、そんな生き方に憧れて、このアニメを楽しんでみていたのだろう。
そして今は、子供達の健気さ、成長が、リアルさが、凄く感動する。
等身大なんだよね、きっと。

アニメの演出とか、ストーリーの流れは流石にチープで陳腐なところも多い。
でも子供達の行動って、こんなもんなんだとも思える。
そう、逆にこの安っぽさが、リアルに感じるのだ。
たとえば戦争で、生きる為とは言え、簡単に敵を撃つ事ができるだろうか。
大人の感覚ではそうだ。
人を殺すわけだ。
しかし子供なら、意外と見えていなければ、ゲームをやるのとかわらないのかもしれない。
でも全くそうでない子もいるだろう。
そういうバランスが１３人のキャラクターそれぞれにあって、自分と重ねられるキャラクターがいたり、理想がいたりするのが良い。

ただ、軍人が子供達だけで行かせるなんて、そんなあり得ないストーリーもあるけど。（笑）
一応銃で脅されたってのがあるのだけど、その後は積極的に支援してるし、あり得ないだろｗ
こういうところは、まあ流石にどうかと思うけどね。

とにかく、途中まで見ていて、少しツッコミどころはあるものの、面白いアニメですなぁ～って感じです。